聖女に求婚!?~天使vs悪魔~



すると、扉が開いた。


俺は彼女の手を取り、祭壇前へ。


祭壇上にいる神界王様は、


いつも以上に柔和顔で立っていた。


「では、天聖の婚儀を執り行う」


 神界王様の合図で…


  式は粛々と進み……


「では、聖女よ。天使の妃となる証を」


俺は彼女の方へ向きを変える。


彼女の一挙手一投足を眺めていると、


「あっ…あの、レイシールド様?」


「ん?」


彼女は何やら困っている様子。


俺はこの儀式の内容を全く知らない。


というより、知らされない事になっている。


この“天使の妃となる証”というモノも


………全く知らない。


もしかして……俺が何かするのか?


すると、彼女が俺のすぐ前まで近づいて来た。


次の瞬間―――――。


!!!!!!!!