それにしても、我が妃はなんと可愛らしいのだろう。


小柄な上に、手足が細く…


絹のようにキメが細かく白い肌。


キラキラ輝く大きな瞳に…


艶めいて色気のある唇。


思わず抱きしめたくなったではないか…。


さあ、これからどのようにして…


身も心も俺に委ねさせるかだ。


それも、アイツよりも先に…。


アイツの手元に魔神杯がある限り、油断は出来ない。


アイツが彼女に魔水(魔神杯で飲む水)を飲ませる前に…。



俺は彼女が来るまでの間、そんなことを考えていた。