聖女に求婚!?~天使vs悪魔~



彼が急に視界から消えた。


私の足元にうずくまる状態で。


見ると、木戸先生が彼の背中に剣を。


「えっ!?ッ!!キャァァア!!」


大声を上げ、しゃがみ込む。


「レ、レイ…シ…ィルド…様?」


いつの間にか涙が溢れていた。


どうしよう…このままじゃ…。


私が動揺しているのを余所に、


「レイシー、詰めが甘いんだよ!!」


「フッ、お前もな!!」


2人とも瀕死の状態で


冗談言ってる場合じゃないでしょ!?


私が何か無いかと辺りをキョロキョロしていると、


「これで最後だ!!」


……そう、レイシールド様が呟き、


木戸先生へ両手をかざした。


すると、木戸先生の身体は…


青白い光に包まれ、消え去った。


すると―――――、