俺は女の腕を掴んで、強引に立たせる。
「キャッ!!イヤッ……」
女は手足をバタつかせ、抵抗する。
俺も容赦なく引き摺り歩く。
すると、女が急に黙り始めた。
身体は抵抗するものの…。
ん!?……何だ!?諦めたのか?
俺は本棚横の壁に手を着き、女を引き寄せる。
壁の向こうへと女を誘い込む。
―――――――そう。ここは魔界へと通じる場所。
俺は女を魔界へ連れ去る事にした。
チッ!!早くしろっつうんだよ!!
俺は女の腰を抱き寄せ、
「おい、いい加減にしろ!!」
「んッ!!…レ…イシールド様ッ!!」
女は奴の名を叫んだ。
フッ、まぁ奴に届くワケ無いんだが。
俺は女を蔑み、壁に片脚を入れた…瞬間!!
「う゛ッ!!……ぅッ……」
急に呼吸が苦しくなり、胸を見下ろすと
俺様の胸が紅く染まっていた。



