視界に女が映った。
ッ!!………そうか!!
俺は奴の攻撃を何とかかわし、
やっとの想いで奴から離れ…
そして………
両手を床に着き、小さく呟く。
――――――そう。悪魔の呪文を。
『我が影なる闇よ。
全てのモノを覆い尽くし
永遠に幻想の世界を
――――創り出せ!!!』
奴が女に気を取られながら俺を見ている。
フッ、せいぜい気にするといいさ。
俺はその間に部屋中に術を施す。
さて、今のうちに何とかしないと…。
俺は目を閉じ、フゥ~~っと息を吐く。
そして、奴が剣を構える中…
堂々と女の元へ歩み寄る。
フフフッ。どうだ!!俺様の術は!?
奴があらぬ方向を見ている間に…。



