聖女に求婚!?~天使vs悪魔~



そんな私を蔑むように見下ろし、


私の胸をギュッと掴んで…


恐ろしい程の笑みを浮かべた。


声にならない声で許しを請うても、


全く聞く耳を持たず……


彼は容赦なく胸に顔を埋めた。


肌に彼の息がかかる。


全身の毛穴が開き、鳥肌が立つ。


もう………抵抗する力も……。


彼が胸に吸い付いた瞬間―――!!


部屋の扉が物凄い勢いで開いた。


恐る恐る視線を向けると、


!!!!!!!!


だ、だっ、誰!?


ここに入って来れたって事は……周防先生?


助けに……来てくれたの!?


周防先生の姿らしき人影を見て、急に涙が溢れて来た。


嬉しすぎて……言葉にならない。


涙で視界が曇って、先生の姿が良く見えないよ。


目を凝らして暫く見続けていると、


!!!!???


えっ!?………どうしたの!?