【Side 亜門①】


真の姿へと変身した俺は無抵抗の女の耳元で


「初めての男がレイシーじゃなくて悪かったな」


不敵な笑みを浮かべながら…。


女は嗚咽混じりに泣き始めた。


「いいねぇ、その表情。恐怖に歪む顔」


「ッう゛っ……ッ……ぅ゛ッ…」


「そんな顔されると堪んねぇなぁ」


「ッ!!」


俺は涙目で睨んでくる女に悪魔の微笑みを向け、


耳下から首へとツ――――ッと舐め下ろした。


微かにピリッとするが、大丈夫そうだな。


女はビクッと肩を揺らし、動かなくなった。


恐怖のあまり固まったか?


俺は容赦なく、首元から鎖骨へと…


フゥ~と息を吹きかけ、


魔力でナース服のファスナーを下ろした。


女は観念したのか、目をギュッと閉じた。


俺は襟元を手で広げ、胸を露わにする。


すると、急に女が暴れ出した。


フッ。そうこなくっちゃ、面白くねぇ。