木戸先生が周防先生の脚を切りつけた。
周防先生の脚から血が……。
「フッ。大したことないなレイシー、お前は所詮天使だ。この魔の結界の中では虫けら同然、つまらん!!」
「ほざけ!!お前などにこの大天使がやられるワケがなかろう!!」
「フンッ。戯言を抜かすな」
「フッ、面白い…」
そして……。
私は自分の目を疑った。
!!!!!?????
……………何?
……………………何で?
―――――――――――どうやって??
2人は物凄い勢いで空中を舞い、
まるで……空を自由に飛び交うように…
そして………闘っている。
えっ!?人って……飛べるっけ?
ビュンビュンと飛び交う2人を目で追って。
姿らしき形を目で追うのが精一杯。
一体、何が起きてるの!?
瞬きも忘れ、ドアノブを握りしめ立ち尽くす。
次の瞬間―――――!!



