周防先生と木戸先生……?
薄暗くて分かり辛いけど。
声がそっくりだし……あっ!!
やっぱり、あの2人だ!!
容姿が違えど顔が……同じ。
えっ!?でも、何であんな格好をしてるの?
2人で白熱した言い争いを続けている。
あまりの緊迫した雰囲気につい…足が立ち止まる。
扉の隙間から外を覗き込むような形で。
何を話してるのかしら?
喧嘩をしてるっぽいけど。
2人してかなり興奮してるし…。
「アーモン、いい加減にしろ!!彼女は俺の妃だ!!」
「レイシー、寝ぼけた事をほざくな!妃…妃…と。それなら、お前の妃にしてからほざけ!!」
「おいっ!!」
「アイツはまだ誰のもんでもねぇ!!」
「彼女の運命は決まっているんだ!!」
「はぁあ?誰が決めたんだ?神界王か?」
「そうだ。神託で俺の妃になると決まっている!」
「それは知らなかったなぁ。フフッ」
「っんだと!?」



