そうなのだ……。 アーモンは建物へ入ると同時に魔力を使い、 精神科 医師へと変身した。 それは容姿だけでなく、人間の記憶をも操作して…。 アーモンは聖女がいる“小児科”へと足を運んだ。 昼をとうに過ぎているのにも関わらず、 小児科の前には患者が溢れ返っていた。 「小野まゆちゃん、診察室へどうぞ」 カルテを片手に、小柄な女性が患者を呼んだ。 !!!! あの女だ!! 名札に“羽生莉胡”と書いてある。 俺は廊下の端で、彼女の一挙手一投足を見ていた。