君の隣で夢みた未来

なんか、今日は昼飯を食べる気になれなくて、プリントをパラパラ見ながら少しずつ手を付けることにした。


昼休み中に、こう過ごす事も珍しくないから、周りのやつらはいちいち騒ぎ立てなかった。


むしろ、高3の夏になろうとしているんだ。


空いてる時間に参考書を開いたり問題を解いたり、そうやって時間を有効利用するヤツが少なくなかった。


3年か…。


この教室は2年前に美咲さんがいた教室。


当たり前だけど、今、彼女はここには居ない。


美咲さんが居た時は学校が毎日楽しかったのに、彼女が卒業してしまったら楽しい事もあるけど、心から笑ったり、そういう事は減った。



美咲さんのいない教室。


美咲さんのいない音楽室。


美咲さんのいない学校。



それだけで…


たったそれだけで、こんなにも時間は長く感じるんだな。