君の隣で夢みた未来

俺は、廊下を歩きながら好きなメーカーの冷たい缶コーヒーのプルタブをプシュッと開けた。


そして、一口つけた。


うん。美味い。


甘いコーヒーが苦手だけど、ブラックはあんまり好きじゃない。


そんな俺にとって、【カフェオレ-砂糖不使用-】というのはテンションが上がる。


コーヒー一つでテンション上がるとか、俺もまだガキだな。


それを飲みながら音楽室を目指した。


途中歩きながら飲むという行為を幾人かの先生に注意されたけど、生返事を返すだけだった。


缶コーヒーというのは、どしてこんなに小さいのだろう?


音楽室へ向かう途中で缶の中身がなくなってしまった。


缶は、まだ冷たいのに呆気なくなくなってしまった。


俺は、それを廊下にあるゴミ箱に投げ入れた。


小さいけど綺麗な弧を描き、そこに入った。



「よっしゃ」



思わず呟いてしまった。