君の隣で夢みた未来

「翔ちゃん…」



自分でも驚くほど弱々しい声。


でも、これから口にする言葉は私にとって‘恐怖’でしかなかった。



「翔ちゃん…私、怖いよ…」



一つ一つゆっくりと言葉を吐き出す私。


それを、翔が静かに聞いてくれている。


そんな気がした。



「圭介を『好きだ』って思うのが怖い…」



翔は聞いたこともないような優しい声で言葉を返してくれた。



「答え出たじゃん」


「え?」



私自身の意思とは裏腹に瞳一杯に溜まる涙。


今にも零れそうなのが自分でもわかっていた。



「好きだから不安なんだろ?好きだから圭介くんが離れて行きそうで怖いんだろ?」



そうかもしれない。


ここ最近のモヤモヤや孤独感…


その正体は、『好き』という厄介な感情の所為かもしれない。