君の隣で夢みた未来

「可愛かったよね…彼女」


「まぁ、な」


「泣いた?泣かせた?」


「うるせーよ」


「自分だって罪な男じゃん」


「お前、うるさいから酒でも飲んどけ!」



余裕のない翔にグラスを手渡された私はコクリとグラスの中の液体を喉に流し込んだ。


横から見る今日の翔の顔はいつもと違ってなんだか新鮮だった。


学校で見るクールに煙草を咥えてる青年はそこにはいなかった。


余裕を失い不貞腐れたような顔で煙草をふかす少しだけ子供っぽい翔がいた。