君の隣で夢みた未来

ちらりと携帯に目を落として、すぐにそれを裏にひっくり返した。



「メール?返さなくていいの?」



翔の問いかけに私は、ごにょごにょと「あとで平気」と言った。


私の一連の行動が可笑しかったのかニヤニヤする翔。


翔をキッと睨み「何?」とそっけなく言ってみた。


翔は「ぶは!」と煙草の煙を勢いよく吐き出し声を出して笑ってきた。


何か変なことした?


ゲラゲラと翔は笑い、私はなんだか恥ずかしくなってきて、グラスにあるお酒を勢いよく飲んだ。


今日の翔はよく笑う。


こんなに笑う翔を私は見たことがなかった。



「今日の翔ちゃんは、よく笑いますね」


「…そうか?」


「うん。学校だとあんま笑わないじゃん」


「んー…」



腕を組み低音で唸る。


今度は翔が悩む番だ。


少しだけ「ざまぁみろ」と思った。