君の隣で夢みた未来

「クールダウン完了~!」



先輩がそう言って空いた二つのグラスを持ち、席を立つ。


あたしは置いていかれないように先輩の背中を追う。



「そんなに急がなくても、置いていかないよ?」


「や…あの…」



図星だった。


ほんの一瞬だけ、置いていかれると思ったから。


そう思わせるのは、拭いきれない美咲さんの影…。



「ちゃんと、ちびちゃんがついて来てるの確認してるから。俺なりに」



先輩はそう言って、あたしの頭をぽんと軽く撫でた。


そして、悪戯っぽくこう言った。



「…顔、真っ赤」