君の隣で夢みた未来

なんか、悔しいな…。


イチイチ顔、赤くしちゃってさ。


どうしたら、あたしは先輩の心の中に入れるんだろう?


どうしたら、先輩の頭の片隅に入れるんだろう?


少しずつ距離が近くなってる気がするのはあたしだけ?


今、隣に居るのはあたしです。


それでも、先輩は不意に美咲さんの事を思い出すのかな…。


きっと、あたし大きな溜め息を吐いていたんだと思う。


先輩が少し心配そうにアイスラテのストローを銜えて一口飲んだ後にこう言った。



「…どうした?」



あたしはハッとして先輩に微笑みかけた。



「何でもないです。いただきます」



そう言って、鮮やかな橙のオレンジジュースを喉に流し込んだ。


酸っぱくて甘いオレンジジュース。


片思いってこんな味なのかな?


それとも、もっと苦い?


もっと酸っぱい?


…もっと、もっと甘くなることはないのかな。