君の隣で夢みた未来

暗闇で響く波の音。


その音はさっきまで心地よかったのに、なぜだか胸のざわつきにも似たような音がした。


私の胸がざわつく。


なんで?


どうして?


五月蝿いくらいに翔の言葉が繰り返される。


違う。


違う。


圭介の事は恋愛なんかじゃない。


違うよ。


でも、どうして?


圭介が苦しそうに実子のことを喋るのが堪らなく嫌だった。



ねぇ、圭介。


私は消えたりなんかしないよ。


だから、圭介の中から私を消さないで…。



そんなバカみたいな思いが、願いが私の心を掻き乱す。