君の隣で夢みた未来

無言のまま車は海岸の駐車場へ着いた。


夏と言えども海岸を訪れている人は居ないようだった。


私はエンジンを切る前に窓を開けて、エンジンを切った。


煙草を吸うために。



シュッとライターをつけて煙草に火をつける。


一日に何度もする行為だけど、私は飽きずにそれを繰り返す。


数回、煙を吐いた後に私は口を開いた。



「けーすけ…?」



圭介の反応はなかったけど、私は続けた。



「なんかあったの…?どうしたの?」


「……」


「…進路の事?」



首を横に振る圭介。


やっと帰ってきた反応だった。



「ねぇ、けーすけ。外、出ない?」



そう言って私はエンジンをかけて窓を閉め、再びエンジンを切って圭介と二人車を降りた。



「はい、これ」



コンビニで買ったカフェオレを圭介に手渡す。


圭介は擦れた声で「ありがとう」と小さく呟いた。