君の隣で夢みた未来

私は、あてもなく車を走らせていた。


行くところは決まっていた。


花火大会の時に行った海岸を目指した。


きっと、暗闇に響く波の音が彼の心を癒してくれるだろうと思った。


途中コンビニに寄ったけど、圭介に声はかけられなかった。



―話したくない。



そんな思いがひしひしと伝わってきてしまったから。


きっと、私に会いたいと思ったのも一人で居たくなかっただけなんだろう。



コンビニでは圭介の好きな微糖のカフェオレを二つ手に取り会計を済ます。


そして私は急いで車に戻った。


圭介は相変わらず俯いたまま。