君の隣で夢みた未来

煙草の煙を吐きながら、美咲さんは空を見上げ優しく微笑む。


その笑顔はやっぱり綺麗で、女のあたしも見惚れてしまう。



「…実子の好きな人って、どんな人?」



不意に問いかけられる質問。


あたしは一瞬戸惑ったけど、「優しくて笑顔が素敵な人」と答えた。


たった二つの特徴で先輩に辿り着くなんてないよね?


その言葉を聞いて美咲さんは缶コーヒーを口に運び、コクリと飲んだ後に一言呟いた。



「大事にしなね」



そう言ってあたしの頭をポンと優しく撫でて、「帰ろうか」と広場から立ち去ろうとした。


あたしは美咲さんの後ろを追いかけた。