君の隣で夢みた未来

あたし、どうしても理由が欲しくて英語は中断して、鬼のような数学のプリントをかばんから取り出した。


大嫌いなのに。


自分から数学をやろうと思ったのは奇跡に近い事。


何問か解き進めて、やっぱり手は途中で止まる。


先輩の邪魔になるかもしれない。


なんの考えもなく言った言葉かもしれない。


だけど、


あたしは勇気を振り絞って小さな声で問いかけてみた。



「…先輩。」



先輩の手が止まる。


あたしは恐る恐る続けて言った。



「あの…この問題わからなくて…。教えてもらってもいいですか?」



あたしの精一杯。


面倒だなって思われるかな?


邪魔すんなって思ってるかな?