君の隣で夢みた未来

先輩はあたしの隣に座って、参考書とか色々出して勉強の準備をしていた。


すぐ隣にいることが嬉しくて、下唇を噛んで笑顔になりそうなのを必死でこらえた。


その時、先輩がちらりとあたしの方を見た。


何かを思ったのか、すぐ隣に座っていたのに、先輩は椅子を一つ空けて席を移動して言った。



「邪魔だよね。ごめんね」



違うのに。


今までにないくらい、初めてすぐ隣に居れたと思ったのに。


嬉しかったんだよ。


だけど、他の…もっと遠くの席に移動しなかっただけマシか。


カリカリと文字を書き写す先輩。


あたしの手は止まり、先輩の横顔に釘付けになる。


綺麗な横顔に長めの睫毛…。


今日のあたし、今までで一番近いところで先輩を見てる。


絶好のポジション。