君の隣で夢みた未来

教科書と授業中のノートを広げ、電子辞書を片手に授業の復習を始めた。


新しい文法。


慣用表現がたくさんあって書き出すだけでも疲れる。


単語が違うだけで、時制が違うだけで全然別の意味になってしまう。


最近は、今までとは違ってとても複雑になっていっている気がした。



「…ofじゃなくてtoか」



思わず自分の間違えを小さく呟いてしまっていた。


何となく、腕が背中が疲れてしまった気がするので、あたしは大きく伸びをした。


ぐぅっと伸びて、視界が逆さまになっていた。


ちょうど入り口が見える。



その時だった。


図書室の扉が開いて誰かが入ってきた。


目に見えている世界は逆さまだけれど、誰が入ってきたか、あたしにはすぐに分かった。


その人も、すぐにあたしに気付いてくれた。