君の隣で夢みた未来

その時、すぐ近くから誰かに声をかけられた気がした。


だけど、あたしの名前でもなく花月の名前でもなかった。


あたしは辺りを少し見渡したけど、気のせいだったらしい。



「ちびちゃん」



そう言って肩をポンと叩かれた。


目の前の花月は口をぱくぱくしている。


あたしも…


心臓が止まるかと思った。



「せんぱい…」



やっと出た言葉だった。