「…尭耶…後は頼む…」



そう呟き…静に瞳を閉じた。




「ケルブ?」



「・・・尭耶さん」



滋弥君が俺たちの元に来てくれた。




「これは一体…」




「昨日の魔法陣の乱用で、ケルブは力を失い、傷を回復させるだけの力が持ち合わせていなかったらしい。彼も帝居に連れて行ってくれ。俺は…小笠原たちの後を追う」