「おい!!?待てっ!!!」



「…俺だってケルブ様の役に立ちたい…でも、貴方の片腕となれる力は俺にはありません。黄泉人たちが潜まりそうな場所に爆弾を仕掛け、順次…爆発させていけば…」



「お前の頭の中には一般人の人間が混じっていると言う想定はないのか?」



「東京から…黄泉人を出さないのが先決です…多少の犠牲はやむ得ません」




「…それが人の親となった言葉か…訊いて呆れる…」




「・・・」



ケルブは立ち上がって、腰に提げた鞘から剣を抜き、呪文を唱え始める。



「!!?」



俺の座る場所に現れた魔法陣…



束縛の陣形・・・・