「…セラフ…」



俺の名前を呼ぶのはケルブだった。



「…顔色はよろしいようですね」



「…戦闘でお前は負傷していたように見えたが…傷は大丈夫なのか?」



「大丈夫ですよ…」



ケルブは俺の隣に腰を下ろして、パソコンを覗き込んでくる。




「セラフお前は何をしている?」




「…都内の至る場所に仕掛けた爆弾のタイマーを遠隔操作でリセットしているんですよ」




「セ、セラフっ!!?」