「外の様子はどう?」



「…一言では言えません…」



留奈ちゃんは身体が震え始めた。



「余計なコト…訊いたね…」



「お父さんやお母さん…弟のコトが心配です…メールを送信しても電波が受信出来なくてエラーを起こすし…連絡が取れなくて…」




「…そっか…でも、君の身の安全は俺が保証する」




「おい!?留奈は俺が護るから…余計なコト言うなよ。尭耶さん」



捺が俺と留奈ちゃんの間に割り込んで来た。



「桐生社長はロリコンらしい」



小笠原は酒を飲みながら大笑いしていた。



「天使が人を救うのは当然だ…」