GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~

「我がの身の中で眠る鬼よ!目覚めよ!!急々如律令!!」



俺は鬼に身を変え、ケルブの後を追う。




ビルの屋上を鮮やかにジャンプしながら疾風の如く駆け抜けるケルブ。


「まるで、忍者だな…」



久しぶりに興味のそそられる強い敵に出会った。銀狼もいいが、ケルブも面白い。



味方であるが、ヤツの動きを封じるのが俺の役目。



「先に行くぞ!!」



スローネよりも俺は早く走り抜け、ケルブを追う。