GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~

俺はシートベルト外して、外に出た。



車の前に女が倒れていた。


秋なのに薄手のワンピース1枚…



「!!?」


足元は裸足!!?


頬に紫色の痣を作っていた。



辺りには運よく誰もいなかった。



俺は着ていたコートを脱ぎ、女の身体に羽織らせて、車内に連れ込んだ。



意識はないーーー・・・



「死んでいるんですか?」



「息はしている・・・この姿から見るとヤバイ女かもしれない…桜庭の病院に連れて行く。車を走らせろ」



「は、はい」