金色の髪に人懐こそうな愛くるしい瞳の少年が立っていた。




「俺は妖狐族の爽爾です…俺が栞様を守護しますので、安心して下さい」




「妖狐族…君は狐なのか?」



「はい…」



外見は人と同じだけど。彼の人とのハーフ?




「…半分、貴方も人ってコト?」




「いいえ、俺は純血種の狐です。まぁ~狐の特技は人に化けるコトですから」




「爽爾…お前に栞を任せる…俺は行くよ…」



尭耶さんは私を引き離して歩き出した。