「自覚は早く持ってもらわないと困る…」



「ここの陰陽師たちは皆…青龍を次期、帝には反対らしい…少しでも味方が欲しいんだ…宇都宮社長」




「…青龍が次期、帝って?もしかして、青龍って言うのは…智成様」




「そうだ。口が悪くて、酒飲みで、傲慢な智成様だ」



「そんなコト言っていいのか?知弥」




「構わん、俺がいなきゃ…妖たちを統率できないからな」



俺は小笠原の案内されるままにエレベーターホールに付いて行った。