「裏社会の情報屋が天使だなんて…笑い話にしかならないな。でも、俺は天使だ。いいから来い…尭耶お前の恋人の身柄を確保した」



「!!?」



ベットに寝ていたはずの栞がいないーーー・・・



「…銀狐の姿もこの目で見てきた…ヤツはずっとお前の秘書の東条靖に憑依していたらしい」



「憑依?」



「靖に銀狐が取り付いていたんだよ。ヤツは靖に憑依し、お前が…栞さんに出会うのずっと待っていた」




靖が前世、俺を殺した銀狐だと言うのか?



じゃあ、今まで見てた靖は…



「…恋敵のお前にずっと仕えてるなんて…銀狐も栞さんには相当、本気だったようだな…」