GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~

「!!?」



十字架の後ろのステンドグラスの窓を突き破り、私を護るように誰かが降り立った。



「貴様が神だと笑わせるな!!俺が神だと思うヤツは唯一人だ!!この世界を潰そうするお前は…邪神だ!!銀狼」



銀色の髪にその声…



小笠原さんーーー・・・



彼が私を救うに来てくれた。




「…お前は陰陽師・小笠原知弥」



「さよう。元は討魔師と名乗っていたが…陰陽師の安部晴明様の直系一族の後継者を妻に迎え、陰陽師となった…今は陰陽庁特別任務長でもある」



「…そこをどけっ!!」



銀の形相が変わっていく。

「!!?」


白く濁った煙が私たちを包む。


氷のように冷たい空気…


煙は彼の右手の中に凄い速さで吸い込まれていく。