愛染の愛した男・岩田三郎は養子だと言っていた。




天使である俺は…銀狼と一緒に吉原にトリップして…愛染を・・・



俺は銀狼と三角関係の縺れで、噛み殺された。力がありながら、善意の塊しか持ち合わせていない天使の俺はヤツにーーー・・・




これは俺の推測であって…



「だから、お前にも…早く…天使の力を覚醒させて欲しい…」



俺はケルブの言葉を黙って、訊き流していた。




「ちゃんと訊け!!」



セラフは腰に提げた鞘から長剣を抜き取った。


そして、俺の目の前に刃を突き出す。



「セラフ!」