「・・・靖の残したダイイングメッセージだが…」



「『天使』か…俺にもさっぱり分からない…」



「…俺の周囲に居る者がどんどん傷つけられまたは殺される…今度は栞かもしれない。相手が妖だと言うなら…普通の人間では対処できない!皇刑事貴方に栞のボディガードを頼みたい」




「…俺の何かと忙しい…知弥も同様だ…妖の仲間をよこすから安心しろ」




「…ありがとう…」



栞は靖の変わり果てた姿を見て、ショックで寝込んでしまった。




俺も大切な片腕を失い、失意は大きい。




「妖のボディガードが来るまで…俺は栞のそばにいる」




「…俺は早く…犯人を捕まえられるように努める…」