「朝食の用意が出来てる…一緒に食べようか?」



「はい」



二人がけの食卓で一緒に朝食を食べる。



「遅いなぁ…」



尭耶さんは左手首のブランド物の腕時計を覗き、しきりに時間を気にしていた。



「靖さんのお迎えですか?」




「ああ」



「時間に遅れたコトはないのにな」



尭耶さんはスマホで靖さんに電話を掛ける。



「・・・」



尭耶さんは靖さんが出るのを待つけど…全く出る気配がないのか切ってしまった。



「何してんだ?靖のヤツ…」