一瞬、泣き止んだ由佳は
その言葉で
また泣き出した。
「っっ……うぅ…ねぇ、この事、れんが聞いたらどう、思う…かなぁ」
ああ、そうだ…
れんはまだ知らないんだ。
「私…れん呼んでくる」
立ち上がると
由佳が私の服を握った。
「怖い…。れんに嫌われちゃうよぉ…」
「大丈夫よ。だって、れんじゃん?」
私は手を離させると
れんの家へと向かった。
-ピーンポーン-
れんの家のインターホンを
鳴らしながら
呼吸を整えた。
「おっ、瞳じゃん!どした?」
れんの手を掴むと
強引に引っ張りながら
「由佳が、大変なのよ。早く来て」


