「瞳、おはよー」
肩を叩かれて横を振り向くと

「あっ愛!」
あからさまに動揺した声を出してしまった。



「ど、どうしたのよ?」
愛は小さく笑うと首を傾げた。





「ううん、別に何も…」
私は無理に笑顔を作った。



「そう?今日ね由佳休みだってさ」

由佳が休み?



珍しい…。




「そうなの?どうして?」
少しだけ不安がよぎった。



「なんか体調、悪いってさ」
愛も不安げな顔を浮かべていた。







そして由佳は
一週間、休みっぱなしだった。