階段をおりていると 吉永君がいた。 「あ、」 ふたり同時に口から言葉がもれた 「早退?」 「あ、うん。吉永君はサボリ?」 「ハハッ、ちげーよ。学級委員だからプリント取りに行ってんだよ」 吉永君は小さく笑った。 「あ、仕事だから、そろそろ行くね?」 「おう。またな」 私は手をふると 階段をかけおりた。 校門の前にはもう彩ちゃんの車がとまっていた。 「彩ちゃん、ごめんなさい。」 「いいわよ。こちらこそごめんなさいね。」