「で、話ってなんだ?」 翼が、私の隣に腰かけて。 今にも、肩がくっつきそうで、ドキドキした。 「昨日、裏門からデート行ってたでしょ?律さんと」 私は聞いた。本当はね、好きって言いたかった。 けど、二人が付き合ってることを目撃してしまったから。 今更言えなくて。 「お前、見てたのか?」 「寮の窓から見えるんだ」 「お前さ、昨日繁華街に来なかった?」 げ、ばれてる。 「い、行ってない」 「ふーん」