「早くしないと、始業式、始まっちゃう!」 私と凛は、寮でもルームメイト。すごい腐れ縁。 「ね、君!落としたよ」 金髪が、私の肩を叩いた。 「え」 「このタオル、君のでしょ?」 ピンクの、ハンドタオル。 「ありがと。えーと、名前は…」 「僕、井岡雷斗。文系の一組なんだ」 すっごい偶然だ。私と凛も文系の一組。 「じゃあ、私たち、同じクラスだね」 彼は、小さく微笑んだ。 「よろしくね」 荷物を置き、私と凛は体育館に向かった。 体育館には既に大半の生徒が集まっている。