夏に、恋をした。



必死に考えてるとき、


「待てよ、桜田」


先輩の声が割り込んできた。



――――ここまで着いてきたの!?



「…なんすか」



「雪乃を彼女だっていうんだったら、――キスしてみろよ」



キス…?


そんな、できるわけない。


が、桜田は軽く溜め息をついて、あたしに向き合う。

「…少し、じっとしといて」