「別に難しくなんか…」 「いや、考えてるね」 姉ちゃんはなぜかソファに胡座をかいて座る。 「好きがどーのとかを考えてることが、難しいことよ」 ビシッとアイスで指された。 だから、それは俺のアイス。 「……」 「納得しないのは和樹の勝手だけど、恋なんて人類が考えてわかるもんじゃないね」 短パンでアイスをくわえたおっさん大学生がかっこいいこと言ってもな…。