夏に、恋をした。





【雪乃side】


その日の芹菜は異様に上機嫌だった。



いや、朝は普通だった。


今日はたまたま移動教室が多かったから、全然話せなかった。



だから、学校の間に何が起きたかわからない。



「せ、芹菜さん…?」

「んー…?」


にっこにこ笑顔の芹菜は珍しかったりする。


現に、部活が終わって帰る生徒の大半が芹菜を見ている。

男子なんかは頬を染めて。