夏に、恋をした。





次の日、あたしは4限の授業が終わると、重たい足を引きずりながら屋上に上がった。


啓があんな顔するから、屋上に行きたくない。


屋上につながるドアを開けるとすでに啓は来ていた。




――――そういえば和樹と屋上で話したな…




いい思い出。

ここはけっこう好きなんだけど、啓は――