「明日の昼休み、屋上に来てほしい」 「…今だったらダメなの?」 面倒なこと頼んできやがって…。 「あぁ、二人で話したい」 啓じゃない。 いつものお調子者な啓とは違う。 「…わかった」 頷かないといけない気がした。 そんな顔されたら断れるわけがない。 なんで、そんな顔してあたしを見るの。 そんな、寂しそうな顔をして。