夏に、恋をした。



「和樹と離れたのは嫌だなー…」



自分の顔が赤くなるのを感じた。


あまり可愛いことを学校で言わないでほしい。



「……俺も」



散々迷った挙げ句、小さく呟くと、雪乃は嬉しそうに笑った。


「寝てる和樹をちゃんと起こしてあげる人がいるか心配」


どういう意味だ、それは。

俺だって友達くらいいるぞ。


…少ないけど。