夏に、恋をした。



「身体、大丈夫?」


心臓がばくばく言ってる。

絶対和樹に聞こえてる。


「大丈夫」


そう答えると和樹は安堵の息を吐いた。

手を緩め、起き上がる。


上半身が露になって思わず視線をそらす。

「…もう6時か。送ってく」

和樹が時計を確認し、そう言った。


「ありがとう」


と返しつつ、あたしは帰る準備を始めた。